SSブログ

ぼくらの危バイト日記 [日記]

一時期、本当にほんの一時期、エッチでムフフなビデオのお店でアルバイトしていた事がありました。
と言ってもビデオを売ってるだけで、作成現場だったりムフフな現場ではないのでごあんしんです。
当時のマネージャーから店長やらない?って言われる位には一生懸命働いていました。
通ってた学校退学してムフフビデオ屋の店長になりました、なんて事を言ったら両親はどう思うでしょうね。
やらなくて良かったなと今だから言えます。

閑話休題、そんな貴重な(?)経験をしたお陰で、一時期その手のメーカーに少しだけ詳しくなりました。
ここはこういうメーカーで、ここはこっちのジャンルに敏くて、ここは…うn…みたいな。
丁度VHSからDVDへの過渡期という事もあり、陳列商品がどんどん変わっていく様も経験できました。
本当に駆逐して行ったんですよ、DVDがVHSを。すごかったんです本当に。
あとは黎明期ならではのアレな具合の商品作品もそれなりにありました。
所謂ムービーゲー的な選択肢を入れねばならねえ!AカメBカメのオマケは絶対入れねばならねえ!
的な間違った方向への情熱が感じられるのは黎明期だけだと思います。今は絶滅種でしょうね。
例えるなら、DS黎明期にタッチペンを頑張って使おうとしたゲームが沢山あった、みたいな。

あれからxx年、既に存在しないメーカーも沢山あります。寧ろ生き残っている方がすごいというか、なんというか。
DVDからBDへのアップグレードが上手く行かなかったという点もあるかも知れませんが、
それ以上にインターネット上で、無料でムフフなやつが見れてしまう状況がやってきたから、ですよね。
全国のチビッコ特に中高生なんかには正に天国!見渡す限りお宝の山!凄えぜインターネット!
な状況は何も中高生だけではなく中高年も同様な訳で、わざわざお金払ってAV見るの?アホじゃん?な意見まで出る始末。
…気持ちは少しだけ分かります。無料の方にはモザイクないですもんね。
結果、中小メーカーは軒並み淘汰されました。滅ぼされました。
ニッチな方向で生き残った弱小メーカーもあるらしいのですが、正直詳しい話は分かりません。

けれども、未だにエッチでムフフなビデオ屋さんは生き残っているんですよね。
所謂ジョークグッズ的なアレに関してはインターネットで無料でという訳にも行かないからとか、
いつダイヤルQ2に接続先変更されるか分からん!インターネットはコワイ!ってお年寄り向けなのか、
DMMでデジタル配信はあれどやっぱり現物が欲しいっていう女優のファン向けなのか、
何らかしらの理由があって生き残っているんだとは思います。すごいね。頑張って欲しいですね。
とは言え、某駅前の書店(と称したビデオ屋さん)が数年前にボンバーしたり、状況は好転していないようです。

自分が勤めていたお店もとっくの昔に無くなっています。跡地の今は不動産屋さんです。
もし万一何かの間違いであの時店長になっていたら、今頃どうなっていたんでしょうね。
特殊な業界と言えど所詮はいち販売店に過ぎない訳ですから、
出演したとか裏手で働いてたとかそういうサプライズは無いだろうなって思います。
勤めていて良かった事と言えば、
店内にある商品を優先的に購入できる(一般作品含む。ムーンウォーカー買いました)とか、
サンプルと称して送られてくる消し方の足りないムフフビデオを拝借できる、
くらいでしょうかね。スキルが備わるとか働いてる最中に遊べるとかそういう事は一切無かったです。

そんな思い出話。特にオチもありません。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。