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先週俺が浮気してました [二輪]

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この土日、愛車が入れ替わってました。日曜は本格的に走るよ!

5時半起床。眠い。ねーむーいー。
いつものようにジーパンにメッシュジャケットという恰好で準備開始。
XR-1100の曇り止め用バイザーを外しては?というアドバイスを受け、外していざ出発。
R1より軽いので車庫からの引き出しも簡単、センタースタンドを上げ…上…上がらない…
サイドスタンドをかけながらおっかなびっくり、そして力を込めてなんとか立たせる。
つ、辛い。
この作業に比べたらキックなんて可愛いものだ、と思いながらゆるゆると出発。

本日の目的地は秩父~小鹿野~本庄方面。
いつものルートをSRで乗ってみて、その乗り心地がどんなものか試してやろう、というもの。
前日のだだ混みの川口駅周辺を走ってみて、都内走行も何とかなるんじゃねえか?
という事は分かったので、あとは山道峠道・高速道路でどうなるか、という感じか。
これら全てが及第点だとしたら、2台目いやさ3台目として導入してしまうかもしれん。
そのための試金石なのだ。

普段より空いてるような気がする所沢IC付近をぬるぬる抜けてバイパスへ。
そのまま飯能方面に足を向けてねりねり走る。
60km/h巡航も問題無し、早いテンポでギア上げて3,000rpm付近を使うようにして、
いやホント快適ですこれ。
400cc単気筒という事から手から腕から足腰まで振動でどうにかなっちゃう!
と勝手なイメージを抱いていただけに、この扱いやすさ乗りやすさは本当に意外でした。
確かに単気筒らしい振動は若干あるものの、気にならないというか気にしなくていいというか。
下手するとシグナスと大差ないんじゃないか?と考えてしまう。
ちょいと意地悪して2,000未満からぐっとスロットルを強引に捻っても、
マイペースながらもしっかり回って、それでいて振動は殆ど無い。
これは考えを改めなければいけないな…と道中のコンビニで一時休憩。
タンクバッグだけでなく携帯灰皿も持ってこなかった事を今になって少し後悔。
そして苦労してセンタースタンドを立てる。うおー。

幹線道路・田舎道(失礼)の乗り味はだいたいわかった。
続いてはちょっとした山道峠道だ、という事で山伏峠へ。
……うん、何とかなるかも知れないし、何とも物足りないかも知れない。
そんな絶妙なラインの乗り物、というイメージでした。
シグナスではぱわーも限界も物足りない事この上ない、という状況もありましたが(腕前は?)、
なるほどSRはコーナリングマシンだと言われた理由が分かった、ような気がする。
ケツで曲がるんだ!リアの延長線上にケツを持ってくるんだ!
とまあ4,000rpm付近まで回してどりゃーおりゃーと曲がる。
…当たり前ですが、R1よりギアに気を遣わなくていいのは楽ですね。
2速固定!とせず3速使っても何とかなってしまうのは有難いです。

道の駅あしがくぼで休憩…しようと思ったらなにこの二輪の数。
こんな中でセンタースタンド出すのに苦労する姿を見せる訳には行かぬ!
と要らん見栄を張ったお陰で次の休憩場所は小鹿野のコンビニ(2件目)でした。
いやしかし寒い。最初のコンビニでも買いましたが寒くてホットコーヒーを迷わず選ぶほど。
腐ってもまだ6月、Tシャツにメッシュジャケットのみ、という恰好はまだ早かったのかも。
…先週はそこまで寒さを感じなかった気がするが、はてさて。
相変わらずセンタースタンド立てるのは苦手の一言。ああ辛い辛い。

一息入れて土坂峠へ。
オドメーターは700km越えたから!慣らしも終わっているはずだから!
と言い聞かせて(?)5,000rpm解禁、先の山伏峠よりも気を入れて車体を振り回
…ステップ擦る擦る。借り物なのに。
4,000rpmまではなりを潜めていた単気筒ならではの鼓動振動が、
5,000rpm付近ともなると突如目覚めたかのように姿を見せる。
おお、これこそ想像していた通りの振動だ。いや嬉しくないけど。
二輪の世界において、タコメーターが垂直になる辺りがその車体の一番おいしいところ、
と言われているけれど、その代償としてこの振動か…これは慣れれば何とかなりそうだな…
R1では意識しないと上手くいかない、下り坂のカーブでリアに荷重をかける、という作業も、
SRでは卒なくこなす事が出来て、これはこれで遊び方が違って楽しいとも思えます。
ただ、油断しているとフロントやリアがブレーキ時やカーブの最中にぶれる事もあり、
その辺りはR1の懐の広さを再認識させられるというか、なんというか。
サスやフォークのキャラ違いもありますが、多少のギャップも怖くない…
のは利点であり欠点でもあり?

土坂峠を抜けてさてどうしよう。
このまま戻るのも勿体無いし、ちょっと方向を変えてみましょう、と道の駅上野へ。
十石峠をSRで走るのはR1と違って楽しそうではあるけれど、
流石にちょっと走り過ぎというか、その後が不安というか。
となると以前行った甘楽方面…は同じ道だし、ここは折角だから県道45号に。
前々から気になる道ではあったけれど、R1では後悔する事になりかねないし…
事実いつぞや行った県道46号は、場所によっては遊べたり遊べなかったり。
県道抜けて下仁田ICから帰宅、というルートで良いんじゃないかな?と寄り道決定。

ではではと出発。
トンネルに入ると、そこは冬だった。
寒い!ちょー寒い!車体が震えるほどヒート!いやヒートしてない!
重ねて言うが、まだ6月なんですよね…ああ寒くて仕方がない。
先々週の関越トンネルの方がまだマシなんじゃないか?
うおーとかふおーとかけおおおおとかgff...prskn...とか訳分からん叫びを上げながら走る。
…うん、R1でも走れるな。振り回すのは難しいかも知れないけれど。
これなら次回はR1で行ってみよう!という気にもなろうというもの。機会があればですけど。
暫し進んだ先、それらしい場所で撮影してみたりしながら道の駅しもにたで休憩。
ここでやっと日が出てきましたよ。これから暖かくなってくれれば良いのですが。

土産だ牛乳だとあれこれ買って、さてどうしたものでしょう。
ここから下仁田ICまではすぐそこの模様、しかし時刻は10時位。
このまま帰るのは少々勿体無い、というか時計してこなかったのは失敗だった…
幸い、近所に妙義山があることだし、折角だからこちら側から上ってみましょうか。
そのまま妙義松井田ICから帰ればいいんだ、若干距離は伸びるが問題あるまい。
という事でいざ出発。センタースタンド出すのももう慣れ…ません。重い。辛い。

キックペダルよりセンタースタンド踏み抜く方が大変ってどういう事だよ刹那!
とかぶつくさ文句言いながら妙義山方面へ。
どういう訳か他に二輪の姿を一切見ず、そのままゆるゆると上の駐車場まで到着。
ここでもう一度休憩を…と思ったけれど、あまりの二輪の数に素通り。
多分R1で来ていたとしても素通りしただろうな、という程でした。駐車場一杯だったし。
そのまま北側へ道を上って下って。
追いついてしまったCBR600RR?とペースを合わせながらぽもぽもと走る。
相当手抜きしていたとは言え、下りならこの手の車輌にもついて行けるんだなと感心しきり。
上りは…うん、流石にSRと言えど無茶かも。相手は600cc4発ですもの。

そんなこんなで妙義山を走り終え、IC手前まで到着。
このまま高速に乗ってもいいけれど、そろそろ走行距離が200km越えそうです。
これはまずいな、幾ら燃費が良いとはいえ給油はしておくべきでしょう。
という訳で軽井沢方面にちょっと進んでガス屋で給油。相変わらずセンタースタンドが以下略
7.38l給油、走行距離は203km。27km/lとは流石の燃費ですね。
タンク容量は12l、同様の燃費と考えると300kmが給油タイミングと見てとれます。
給油を終えて蹴り入れて、折角だから碓氷峠に行ってみるかとそのまま西へ。
まだ11時だし、ちょっとくらいいいよね?ね?

そんなこんなでやってきました碓氷峠。
以前…と言っても2-3年前?と比較して、道が良くなってる気がします。
前に走った時は夏頃、台風の後か何かで道が汚かったというのもあるのでしょうか?
アザーカーのマイペースっぷり(特に都内方面)に閉口しつつも、
SRであればゆったり走る事に何の問題も無し。
そういう意味でも、R1よりSR向きのシチュエーションですね。
R1だったら間違いなく熱で酷い事になってました。

峠を越えて軽井沢IC方面へ。
…とここでオドメーターが900kmを越えている事に気付く。
借り物とはいえ1,000km丁度は撮影しておきたい、けれど高速走行中の停車はちょっと…
となれば時間もまだあるし、暫くは下道を走るのも悪くはあるまい!
何よりSRでの高速走行は辛いと聞くし、下道ひた走るのだってSRは悪くない!
と考えを改め、軽井沢ICより前の道を右折、県道43号へとタイヤを向ける。

この道がなかなかにハードだった。
道幅はそこまで狭い訳ではないが、勾配がすごい。カーブもすごい。
いつだったかの赤城山の下り、県道16号を彷彿とさせるステッキーな道でした。
今年軽井沢を目指す面々は、碓氷峠ではなくこちらを選んだら楽しいんじゃ?と思う程。
…となるとスタート地点が異なるからダメか。
ま、そのうち放っといても熊軍曹が走ってくれるでしょう。彼ならこんな坂道よゆーでしょう。

43号を抜けて254合流、何を血迷ったか佐久方面にちょっと進んで間違いに気付いて。
停車して地図確認…しようとして電波入らなくて、スタンド出して蹴り入れてUターン。
俺は何故こんな事を…と思いながら254を東へ進む。
道中遂にやってしまいました赤信号発進からのエンスト。
はいはいごめんなさいねと路肩に寄せてサイドのみでキック始動。
いやー、やれば出来るモンだ。自分のものじゃないから二度とやりたくはないが。
それ以前にエンストするなとな?ごもっとも。

なかなか1,000kmに到達しないまま、下仁田を抜けて富岡を抜けて吉井を抜けて、
気が付けば本庄流されて俺。
後少し!あと数kmで1,000到達なんだ!という所で本庄児玉IC入口。
…色々諦めて寄り道して、1,000km丁度到達!やったね!自分のじゃないけど!
これで一安心といざ高速へ。その実力や如何に。

……どうしても、譲れない一線ってありますよね。
顔もいいし性格も悪くない、アレの相性だって良い方だ。
けれど料理が壊滅的にダメ、という人と結婚するかと言われると…その…悩む。未婚だけど。
勿論、料理については諦める、自分が料理を教える、等々どうにか出来ない方法はないけれど、
そうした譲れない一線が顔を出してしまうと、
利点を差っ引いて欠点の側が大きくなってしまう訳でして。
閑話休題。

確かに各所で色々言われている通りでした。
SRでの高速走行、無謀というか無茶というか。
一応5速4,000rpmで80km/hは維持できます。
がしかし100km/hを維持しようとすると、5,000rpmまで持ってくる必要があるわけでして。
そうなると気になるのが振動。そりゃもうこれぞSR!という振動。
いや本当にこれが凄いの一言。
普段乗っているものが乗っているものだけに、その格差たるや、なんと言いましょうか。
ここさえクリアできれば欲しかったかも知れない、けれどこの部分だけはどうにもならない。
ギア比を変える、高速を諦める、振動に慣れる、等々方法は無いわけじゃないですが…
気の迷いで軽井沢ICから高速乗らなくて本当に良かった…。

ヒーヒー言いながら途中のPAで遅めの昼食を取り、
やっぱり苦労してセンタースタンド立てて、
尚一層ヒーヒー言いながら所沢ICまで左車線キープのまま走り続ける。
…セローだのトリッカーだの、その辺でも同じ位の振動があるのでしょうか?
曰く、SR特有だから250ccはそこまで酷くはないらしいですが…はてさて。
本当に苦労しながら254を南下、笹目橋を抜けて給油してセ以下略で川口駅抜けて。
ショップに到着したのは16時前、丁度24時間レンタルと相成りました。
いやはや有難う御座いました。実に楽しい24時間でした。うち実稼働は10時間位だけど。
10時間!?

http://www.ysp-kawaguchi.com/

折角なのでURL。
後から知った事ですが、丁度R1が手離れしていた先週末は定休日だったようで…

ではではと待ちぼうけ食らわせていた本妻ことR1に跨
でか!
重!
足元狭!
そして熱!
なんだこれ、本当になんだこれ!?
その昔大型取るために教習所へNSR、教習所でCB750に乗っていた時、
大型はやっぱでっけえなあ、NSRはほっそいなあ、と思ったりもしたのですが、
下手するとシグナス以上に足つきのいいSRから、その十数分後にR1に跨ってみると、
そのポジションの違いは歴然。全然違う。二輪という括りで一緒にしていいものか一寸悩む程。
しかも少し乱暴にアクセル捻るとすぐすっ飛ぶし、ハンドル切るのも一苦労だし、熱いし。
めんどくさい!
R1めんどくさい女!

言葉通り汗だくになりながら何とか帰宅。
川口駅周辺を走る乗り物じゃないなと痛感。
ともあれ車検・点検直後で色々快適、プラシーボではない…はず。多分。
オイルやフルード、プラグも換えたんだから当然ちゃ当然ですね。
秩父小鹿野からさっさと帰ってくるはずだったのに、何がどうして軽井沢まで行ったんだろう…
ふっしぎだなー、わっかんないなー。
※貧乏性が原因です

DSCF3543.JPG

本格的なSRのインプレについては機会を改めて。
いやでも本当に楽しかった。10年後に再考してみましょう。
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