SHOEI XR-1100 それでも曇る時は曇る [XR-1100]
Q:ここはどこ?
A:いつものところ。(こっちの画像は再利用)
今日は5時に起きて朝駆けするんだ!と息巻いていたのに。
起きたら3時半。何のジョークだこれ。
あと1時間半くらい寝るかと思っても微妙に目が冴えてしまって少々困惑。
神は言っている、だったらさっさと出発しちまえばいいじゃない。
んじゃそうしますか。
10月も半ばを過ぎ、いい具合に寒まった早朝、いやまだ深夜の域だコレ。月きれい。
新ジャケットフル装備に加えインナーを1枚追加しさっさと出発、まずはセルフで給油。
前にネズミ捕られた箇所をくどい位に安全運転で抜けつつ、すぱっと高速へ。
おお、流石に4時過ぎ程度じゃ空いてるなあ。3時間後は酷い有様なんだろうけど。
そんな事を考えつつ、若干ビビリが入りながら(補足される的な意味で)、
かつ寒さに打ち震えながら(比喩表現ではなく)ねりねりと6速5,000キープで走る。
あまりの寒さに道中ホットコーヒーを2本補充。じきに冬ですなあ。
これだけ寒いと、まず出だしにシールドの内側が曇るのが恒例行事
…だったのが、流石にXR-1100は曇り知らずで有難い限りです。
何か変わるかも、と思ってオプション無しからノーズガード取り付けへ変更してみたが、
個人的には影響は殆ど無いのでは?と思ってしまう。
取り付け方法が実は異なってた、とかそういうオチがありそうで怖いですわー。
うりゃうりゃと高速を抜け、一路伊香保を目指す。
またそこか、という話はさておいて。
…流石に標高が高くなるにつれて寒さが辛くなり、路面もまだ乾いてないような状況へと。
うーん、これは榛名山への道のりはちょいと辛いかも知れないなあ。
というか指が冷たいんですけど!身体が寒くて震えてるんですけど!
こんな時は下半身から来る熱気が有難…くない。
革パンツだからというのも影響あるかも知れないが、
冬寒くて夏メチャ熱いのは変わりないですな。
さみーさみーと言いながらも秋名上りスタート地点に到達。
んじゃま一丁気合入れますか、と乗り手のスイッチを入れる。
約1年半乗り回して、ようやっと車体が股間に納まるような感覚になったというか何というか。
…いや決して変な意味ではなく。
乗ったばかりの頃は、なにこのでっかいの扱いきれないんですがマジやめて、
という感じだったのが、意図するように動かせるようになったというか、
車体サイズが一回り小さく感じられるようになったというか、
まあ慣れった事ですよええ多分。
かめっだとかトランザムだとか適当な事をぶつぶつ呟きながら秋名上りゴール通過。
だだ長い直線は完全に雲に覆われ、標高が高いんだなと改めて考えさせられる。
…というか、この路肩に転がってる元動物はイノシシ?
ものついでに榛名湖をぐるり一周し、いつもの駐車場に停車。ふーやれやれ。
峠道はまだマシだが、榛名湖周回は落ち葉やら通行人やらで遊ぶ場所ではないですな。
駐車場で一息ついて、ヘルメットの惨状に気づく。
ああ、こりゃすげえ。防曇されている所とそうでない箇所が余りにも違う。
既に別のレビュアーの方が紹介していた通りの状態になるとは思わなんだ。
いや同じヘルメットなんだから当然と言えば当然ですが。
雲の中を突っ切ってきたようなもの、当然表面に曇りというか水滴はついていたが、
内側の方はこんなにもしっかり曇りを防いでいたとは。
が、曇りと完全にオサラバできたかというと決してそうではない。
いや表面の曇りというか水滴というかはともかくとして。
ホントかー?ホントに全く曇らないのかー?
という訳で、敢えてこのシールドを曇らせるべく色々試してみることに。
条件としては以下の通り。
・時刻は6時過ぎ、天候は曇り。
・雲の中を走るような状況での峠道下り坂。
・チンカーテンとノーズガードを使用。
・乗り手はそれなりに汗ばむ状態、外気温はそれなりに低め。
・インテークは口元全閉、頭上は全開
湿気を多分に含んだ呼気がなかなか逃れられない状態を作り、
かつ天候や気温などから曇りやすい状況で、どこまで耐えられるのか?という実験である。
それじゃ一丁試してみましょう、と来た道を戻る。
ウオリャードリャーソリャーソリャーソリャーとそれなりに気合を入れて(?)。
と、峠道を下ったところで予想通りというか意外にもというか、シールドの上方が曇り始める。
まあ、人体がそれなりに発汗(発火?)して、かつ外気温がそれなりに低ければ当然か。
しかも効果抜群のチンカーテン(流石にこれくらい寒いと有り無しで随分違う)もあり、
呼気がどこにも逃げ場がないんだから当たり前なのかも知れませんね。
ここで困ったのがこの曇った奴の処理。
あらかた走り、水滴が流れ始めた辺りで流石になんとかしようと思ったものの、
走行中ではどんなに頑張ってもこの曇った奴をどうにかする事ができない。
本来であれば、曇り始めたなと感じた時点で口元のインテークを開けるべきなんだろうが、
曇りどころか水滴と化してしまったら、それだけではこの惨状を解決するに至らず。
強引に指を突っ込んで湿った箇所を掻き回そうにも、
チンカーテンやら何やらのお陰でどうにも上手く行かない。
…結局、シールドを全開にして強引に頭上からぐいぐいと拭って何とか事なきを得た。
その後は寄り道らしい寄り道もせず、まっすぐ帰宅。
何しにそんな場所まで行ってきたのかと言われれば、
そりゃ遊ぶためですとしか言えないのが悲しい限り。
関越をねりねり上ってたのが8時過ぎ、下り車線はそりゃもうイヤンな感じに混んでました。
…3時半起きも悪くないが、道中ダウンしそうになるような気もするし…どうなんでしょうかね?
という訳で、やろうと思えば曇らせる事は可能です、XR-1100。
曇らせてどうする、という話はさておいて。
しかし、真冬なんかだと同じような状況に遭遇する可能性は高いのでは?
…まあ、こればっかりは実際にやってみなければ何とも言えませんが。
【モニター】 SHOEI XR-1100 体感 レポート 参加中
実は二重シールドの内側の取付方法が違ってました、なんて事はないよな…?
2010-10-24 22:12
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