真三その7

有楽町から国会議事堂ってそこまで離れてないよな…とか思いながら議事堂到着。
ここで氷川が待ってるのだ。先生もいるらしいのだ。
ラスト付近のダンジョンってこういうギミック満載だよねって感じの難攻不落なダンジョンを頑張って進んだりへんなボスを柴北押したりしながら進んで氷川に会うのだ。
先生が死んだのだ。
えマジで！？消えちゃったよ先生！先生ルートどうなるんだよ先生！
遺言めいて千年パズルっぽいの受け取ってアマラ神殿に行けって言われたので行くのだ。
一方神殿の深い世界の方ではRide onを仲間に従え奥底へと向かうのであった。これ実はこっち側にルート定まってるから先生死んだとかそういう事だったりすんのかな…まあいっか。
アマラの奥地では蠅の王とか出てきてそう言えばお前真一やハッカーズにもいたもんな…みたいな気分になりました。



並居るボスも中々に特徴的だったりつよボスになってきたりといよいよ終盤という雰囲気。
主人公のスキルは火炎向上させたHP消費型ファイヤーブラスターと、単体物理と全体物理。
その二つとたまに回復たまにアイテムで攻守共々それなりに活用できる主人公、
なんか仲間になった上にやべースキルがマジやべーライドウ、主人公とのタッグでダメージソースとなるのだ。
あと回復役が一人、補助役が一人、という配置が鉄板なんでしょうかね。どうでしょうね。デカジャデクンダも割と必須っぽくなってきた。どうしよう。



議事堂攻略後みんな大好きご立派様が渋谷に降臨との一報を受けサバトに向かった我々が見たものはご立派とは到底呼べぬフニャティンコフ様であった。
すごい…こりゃ話題になる訳だわ…と納得の平常時ギンポ。ぬるぬるしてる。ぷるぷるしてる。硬度が足りなくて大暴れとかできないんですね。おっきくなろうと背伸びする姿がかわいいね。
というか召喚の背後の儀式の祭壇に掲げられてる人形って真二で見たあれじゃないか。懐かしいな。踊る奴はハズレだ。
見つけて気づいてンフフってなった。旧作からのファンサービスですな。そもそもご立派様自体がファンサみたいなモンですな。みんなディンゴ大好きだもんな。俺もだ！
関係ないけどRide onのミシャグジ様降臨がそこそこ便利です。関係ないけど。ミシャグジ様vsマーラ様のご立派対決だ。関係ないけど。
外道スライム育てたら今作のご立派様に進化したりしないのかしら。平常時ギンポ連れ回しても嬉しくない？そうだね。



あとは池袋で開けられなかった扉とか開けたりして準備万端いざラストダンジョン突入。おおフィールド曲が変わっててちょっと感動。
令和の世に蘇ったハーベルの塔が上から伸びてきたなんかで地面に埋め込まれてしまったのだ！おっ…俺のハーベルの塔が…（いつお前のものになったんだ？
しかしご安心下さいラストダンジョンはハーベルの塔をゆうに超える高さのタワーですよ。これがハーベルの塔を超えたスーパーハーベルの塔だ。流石令和だぜ。
…と冗談はさておき、ラピュタの中枢みたいな文様入りの立方体がキーンコーン言いながら動くのは如何にもラストダンジョンって雰囲気、
ってオベリスク突入した時に思ったりしたのですがそのまま進化して本当にラスダン化するとは思わなんだ。
真一のカデトラルを基準にメガテンのラスダンはクソダンジョンという印象があるのですが、真二もifもサマナーもそこまで苦労した記憶ないんですよね。その手前があれだからか。
ハッカーズは本気で忘れた。SJはエリダヌスが全て。あと2周目のFだかその辺の例のあれ。すごくあれ。ついでに言うなら世界樹26F以降。そりゃクリア後だ。
真三では一体どれだけのギミックが詰まっているのだろうか。既にアマラ深海でその一端を見てるのであれだけど。



にしても何度も言うけれど、これまでの作品と違って孤独感溢れる気がするのは同行する仲間が悪魔の他にいないからでしょうね。
真一真二にはヒロインがいたし、ifサマナーハッカーズはパートナーがいたし。
SJも一人だけど船には頼れる仲間達が沢山いたし。フィールドにも。
そんな中人修羅は一人残った傷ついた俺がこの戦場であとに戻れば地獄に落ちる。アマラ深海って地獄みたいなモンだよな。
一緒にいる面子が喋ったり飯能したりが無いのだ。寂しいのだ。切ないのだ。記者も死んだのだ。切なさ乱れ撃ちなのだ。
そういう世界観なればこそって部分もありますね。滅んだ後の東京探索なんて正にそんな雰囲気だし。3Dダンジョンにおいては侘び寂びさえも感じる位。
なにがコトワリだ馬鹿馬鹿しい俺が全部滅ぼしちゃるけんのう、みたいな考えになっても仕方ないと思うんです。修羅だもん。



悪魔との会話もちょっと寂しい感じ。会話開始即仲間入りを強要している感じ。いきなり金銭交渉から始まる。
無駄を極力省いた極めてコスパ最強タイパ最大みたいな令和のこの時代に即した内容。だから初出は20年前だと…
ピー音挟まるような肉体的交渉とかいちごタンメンとか頭イカれた文章の羅列（誉め言葉）とかそういうのが好きな人間にはちょっと物足りない。
アームターミナルが故障して会話できなくなったり、セクシーダンス踊ったり、狂人が急に冷静になったり、そういうの見るのも好きだったんだなと実感。
SJの頃にそんな風に思った記憶はなかったので、やっぱりSJは先祖返りの一作だったんだなと思い知る訳です。
女悪魔とムフフしようとしてヒロインからおしおきパンチされるのもいいものだったんです。ヒロイン行動不能だとピー音だ。
…そうだよ今作に足りないのはムフフなんだよ。悪魔になってギンポもどっか行っちまったんじゃねえかって位に極度乾燥なんだよ主人公。ヒロインいないから余計にそう感じる。
SJのタダノヒトナリも相当性欲なかったように思えたけれど同じ船の中にいたやべーやつがやべー性癖だったからその辺カバーしてたんだなとふと思い出した。
ムフフな外見もそこそこいるんだけどムフフな中身を押し出してこないというか…そういう話が無いというか…都庁のゆりこやバカ殿に迫られたい訳じゃないんだけど…



大体友達連中が仲間になる訳でもなく、SJみたく困難を共に分かち合い突き進む訳でもなし。シナリオ中で出会って5秒で合体…じゃなくて即お別れしてる。
なんかいた…いなくなってた…なんで別れるのさ…みたいな感じ。常にいちご一会。なにそれ美味しそう。一緒についてってよって気分になる。
その後お前そんな性格だったっけって位に急変する友達二人。せめて兆候とか伏線とかもう少しあっても良かったんじゃない？急死したり腕もがれたりしても唐突過ぎてこう…親近感湧いてないというか…
そんな中唯一と言ってもいい位の協力者であり味方でもあった記者も突然海賊王になりたがりだしてなんか雑に死んだ。
真ヒロインこと先生なんかはOPで意味深に出てきたと思ったら特に前世からの繋がりとか運命のヒロインとか産みの母親とかそういう事もなく死んだ。
この関係の希薄さがコロナ禍真っ只中の令和の今の時代のメガテンだ。ソーシャルがディスタンスなのだ。だから原作は20年前だとあれほど…
そもそも作中に生きてる人間がほぼ皆無だからしゃーなしだな！出てくるモブは全部思念体だ！人類滅亡後の世界だもんね仕方ないよね。
爺ルシファーに付き添う淑女の方がまだ親近感あるわ。事ある度に説明してくれるし協力的だしなんか優しいし。先生がその役やるべきだったんじゃねえのって位。
東京受胎で世界を滅ぼしたのはお前をいっぱしの悪魔にするためだったんだよ！私の主人（ルシファー）のためにしねい！
なにい！主人（ルシファー）ぶち転がして私と一緒にアダムとイブだと！嫌ぁ…東京じゃなくて私が受胎しちゃう…カインとアベル創造しちゃう…みたいな。どうすか。だめすか。