SFC版ゼル伝の思い出 [電源系]
平和が戻ったのでマスタードソードは眠りにつきました…永遠に!
FC版終えた今にして思うと、
導入がとてもドラマチック、ヒントも盛り沢山、
入手アイテムによる行動範囲拡大の喜びが相当大きい、
ボスも個性派揃い、ハートの欠片を探す楽しさも更に倍、
とFCからSFCにパワーアップした環境を最大限に活かしていたんだなと、
今更ながらにとても感心するのです。
特に印象的だったのが裏世界、の北西の森。
えらい事になっちまったな、と思わずにいられない裏の世界の中で、
ナウシカの腐海もかくやという息苦しさを感じさせる雰囲気は圧巻の一言。
晴れ渡った表の世界、の中でも薄暗い森、
がマスタードソード入手後晴れ渡って雰囲気一転、
と思いきゃ裏世界で言葉通り様変わりした世界を見せられ、
表の世界の街中も雰囲気変わってしまって、
そんな中訪れる裏の森。
BGMも相まって、来てはならん所に来てしまった…という感情ひとしおです。
沼地の雨模様も表とは真逆の世界で好きなのですが、
難易度や嫌らしさも含めてやっぱり裏の森が一番印象深いですね。
EDで元通りになっ(てしまっ)たとは言え、
街中が物々しくなった、おじさんが死んだ、オカリナ少年が木になった、
等々、不可逆でえらい事になってしまった、というのがとても心に響くんです。
それこそ裏世界の森だの沼だのもそうですし、
攫われた挙句結晶化された姫とか、
自宅だった場所が謎の象に占拠されたりとか、あとなんか色々。
見知った世界が全く異なる姿に変貌を遂げる、
というのは更に先の作品の時のオカリナでもありましたっけ。
個人的に裏面とかデュアルダンジョンとか鏡の世界とかそういうのに弱いんです。
逆火山とか逆さ城とか裏の世界(アレフガルド)とか、割と大好物なんです。
そんな趣味嗜好の一端をSFC版ゼルダも担ってるのは間違いないです。
…だからと言って終盤やクリア後にとってつけたように過去作や序盤のダンジョン持って来られても困るけど。
閑話休題、SFC版ゼルダはいいものです。
…思い出綴っていたらやりたくなってきたので、
リンクの冒険とかメトロイドとかうっちゃって先に遊んでしまいたい欲求に。
という訳でさくっとクリアしてきました。
いやー覚えてるモンですね、忘れてたのなんてバリア杖と欠片いっこくらい。
(完全に失念してたのは裏世界の宝箱開ける屋でした)
尚、今作で一番好きなシーンはOPです。
雨の降りしきる夜、心に誰かのメッセージ。
導かれるまま向かった先で死んだおじさんからスウォードを受け継ぎ、
城内に侵入しお姫様を救出!
くどくない程度にチュートリアルも充実(しかも同行してるお姫様から伝授だ!)、
城の地下の奥へ奥へ、外の雨音も聞こえない位の地下へと下り、
やっとこさ逃げ出し抜け出しミッションクリアした先で、
いざ表に出ると晴れ渡った世界!流れるメインテーマ!
ってとても大好きなシチュエーションです。
正直これ以上のOPを知らない位にマイベスト。いいものです。