AKIRA初視聴

画像は金田バイクっぽいもの。そう言えば乗った事あったっけ…

先週土曜に有線放送でやってたので観たのです。
最初から最後まで通して観たのはこれが初、
というか観た記憶があるのは終盤のグロシーンのみ、という体たらく。
よかったです。

主人公はアキラ君ではなく金田、さんをつけろよデコ助野郎、あとバイク、
K9999みたいな恰好と技を持つライバル？がいる、くらいの前情報。それでいいのか。だめだろ。
内容は30年後の近未来東京を舞台としたサイバーパンクSFアニメ。若干メガテン。悪魔要素を除いた真1。
ひょんな事故から超絶パワーアップし悪い奴になっちゃった仲間をなんかすべくなんかする主人公金田とその他の面々、
そして謎が謎を呼ぶ設定、果たしてAKIRAとは一体…うごごご。そんなアニメでした。
なんかよくわからんエフェクトの後に希望の未来へレディーゴー、は80-90年代アニメ感あります。
…それ以外は本当に30年前のアニメかこれ！？って驚く程のアニメーション。
すっごい動くし背景細かいし謎のエフェクトはあるし動きは魅力的だし以下略。
一言で言うと、すごい。
あとバイク。これは確かに後世に影響残すわ…って印象。

実のところ、身近なところで原作漫画は結構転がっていたのです。高校時代の部室とか、近所の本屋とか。
でも読んだ事が無かったのは、冒頭のグロ映像が若干のトラウマだったから、だと思うのです。
圧倒的なアニメーションによって描かれるグロ描写。繊細なお子様ハートに恐怖を植え付けるには十二分過ぎる程。
なので、AKIRA＝怖い漫画、として敬遠していたんでしょうね。お子様なら仕方ないでしょう。
そういうのがヘイチャラな頃には所謂AKIRAフォロワーも世に蔓延しており、
他の作品でそういう要素をふんだんに摂取できていたので、表紙やでかさで魅力を感じなかったのかも知れません。

改めて観てみてすごいと思ったのは上記の通りですが、
序盤から終盤まで、これはギャグ描写なのでは…？と笑ってしまうシーンが沢山あったのも印象的。
救いのないような話と世界観、なのに前向き前のめりな健康優良不良少年とギャグ描写があったから、
暗過ぎ重過ぎ報われなさ過ぎって印象が薄められているような気はしました。特に終盤～ED。
あと途中までながら視聴だったのが、本格的に腰を据えて観なければと思わされた程の作品ぢから。
中だるみが無いんですよね、どのシーンも印象的なんですよね、どこもかしこも絵も話もねりねり動くんですよね。
絵と話だけで世界観をこれ以上ない位に説明されると、これはすごいわ…って感心するしかないのです。
そりゃー世界中で（冗談抜きで世界中で）支持されるだけの作品ですわ、と唸らされた次第。

機会があれば原作漫画にも改めて触れてみたいなと思うのですが、
媒体が媒体なだけにさてどうやって読むべきか、と若干悩み中。
サイズがサイズだけに近所の本屋で気軽に買って、という訳に行かないのですよね…うむむー。
そんなAKIRA初体験でした。
放映当時リアルタイムで最初から最後まで観ていたら多大な影響を受けていたのでしょうが、
当時の自分は巨大ロボか変身ヒーローでなければ夢中になれない位のお子様でしたので…
両方とも出てこないAKIRAは観る機会があっても選択肢から漏れていた可能性は非常に大きいのです。グロ怖いし。
或いはエッチでムフフなシーンでもあれば食いついていたかもな！がはは！
※アニメの方はないです。原作にはあるっぽい？だから読んでみたいという訳では決して…ごにょごにょ。



翌日、ついでにという訳ではないのですがweb上で放送されていたF91を観てました。画像はF90。
こちらもよかったです。当時（ってもAKIRAの3年後だけど）はこっちに大ハマリだぜ！だったのです。